以前、日本環境感染学会から、コロナウイルス感染対策のエアロゾルが発生しやすい状況としてネブライザー療法が挙げられていましたが、ここで述べているネブライザー治療とは、肺炎の治療中に行われる(酸素テントなど)ものであり、耳鼻咽喉科で使用するような薬剤投与に用いるネブライザーは該当しないと、明記されています。
一般では、その指針により少し誤解が生まれました。耳鼻科で行うネブライザー治療と混同され、耳鼻科のネブライザ一治療が憂慮されるとの誤解が生まれました。
患者さんより、たまにご質問がありますので、記載しますが
日本環境感染学会(5/7ガイドライン)、日本耳鼻咽喉科医会(5/27指針)において述べられているように
「耳鼻咽喉科でのネブライザー治療は、新型コロナウイルス感染症の原因にはならず、安全です」
当院では、ネブライザー治療について一部の患者様は制限していましたが、現在は、学会指針により通常通り実施しています。
@当院のネブライザー治療を行う場所は、2方向、大きく外部の窓に接しており十分な自然換気が行われています。さらに、真上に換気扇を設置してあり、強力に換気も行っています
A治療の椅子の数を少なくし、隣の方との間隔を確保しています。
B定期的にネブライザー回路を消毒し、余分な薬剤は廃棄しています。
ご安心ください。
耳鼻科の治療もかなり正常化してきましたが、まだ、一部の処置などは制限されていますが、徐々に通常に戻ると思われます。