2020年05月30日

ネブライザーの安全性について

 以前、日本環境感染学会から、コロナウイルス感染対策のエアロゾルが発生しやすい状況としてネブライザー療法が挙げられていましたが、ここで述べているネブライザー治療とは、肺炎の治療中に行われる(酸素テントなど)ものであり、耳鼻咽喉科で使用するような薬剤投与に用いるネブライザーは該当しないと、明記されています。
一般では、その指針により少し誤解が生まれました。耳鼻科で行うネブライザー治療と混同され、耳鼻科のネブライザ一治療が憂慮されるとの誤解が生まれました。

患者さんより、たまにご質問がありますので、記載しますが
 日本環境感染学会(5/7ガイドライン)、日本耳鼻咽喉科医会(5/27指針)において述べられているように
 「耳鼻咽喉科でのネブライザー治療は、新型コロナウイルス感染症の原因にはならず、安全です」

当院では、ネブライザー治療について一部の患者様は制限していましたが、現在は、学会指針により通常通り実施しています。
@当院のネブライザー治療を行う場所は、2方向、大きく外部の窓に接しており十分な自然換気が行われています。さらに、真上に換気扇を設置してあり、強力に換気も行っています
A治療の椅子の数を少なくし、隣の方との間隔を確保しています。
B定期的にネブライザー回路を消毒し、余分な薬剤は廃棄しています。

ご安心ください。

耳鼻科の治療もかなり正常化してきましたが、まだ、一部の処置などは制限されていますが、徐々に通常に戻ると思われます。



posted by 院長 at 19:18| 医療情報「全般」

次亜塩素酸水の新型コロナウイルスに対する効果は?

以下のようなニュース記事を見ました

アルコール消毒薬の不足で注目されていた次亜塩素酸水ですが・・・・ご参考に!


「次亜塩素酸水」現時点では有効性は確認されず NITEが公表

2020529 1849


NITE=製品評価技術基盤機構は、新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている「次亜塩素酸水」について、現時点では有効性は確認されていないとする中間結果を公表しました。NITEでは噴霧での使用は安全性について科学的な根拠が示されていないなどとして控えるよう呼びかけています。


NITEなどはアルコール消毒液に代わる新型コロナウイルスの消毒方法の検証を進めていて、29日「次亜塩素酸水」についての中間結果を公表しました。


検証では、2つの研究機関で酸性度や塩素の濃度が異なる次亜塩素酸水が新型コロナウイルスの消毒に有効かどうかを試験しました。


その結果、一部にウイルスの感染力が弱まったとみられるデータもありましたが、十分な効果がみられないデータもあるなどばらつきが大きく有効性は確認できなかったということです。


今後、塩素濃度を高くした場合などについて検証を続けるということです。


また、NITEでは、次亜塩素酸水は噴霧することで空間除菌ができるとして販売されるケースが少なくないことについて、人体への安全性を評価する科学的な方法が確立していないことや国際的にも消毒液の噴霧は推奨されていないことなどを紹介する文書を合わせて公表しました。


NITEは「加湿器などで噴霧することやスプレーボトルなどで手や指、皮膚に使用することは安全性についての科学的な根拠が示されておらず控えてほしい」と呼びかけています。



posted by 院長 at 18:11| 院長の『徒然日記』