2021年09月28日

インフルエンザワクチン

【2021年インフルエンザワクチン接種について】


インフル問診票.PDF


1011日(月曜)から 随時実施

ワクチンの予約は不要ですが、当日に耳鼻科の順番をお取りください


料金:1回目 3,500円(税込)

   2回目 3,000円(税込)当院で1回目を接種された際に2回目料金を前払いされる場合

    65才以上の名古屋市民は 1500円(税込)・・・1015日から適応


なお、1回目を他院で接種された方、また、当院で1回接種されても前払いされなかった方は、2回目料金は3500円(税込)となります。ご了承ください。


イン フル問診票.PDF


ご注意事項

〇ワクチンの予約は不要ですが、当日に耳鼻科の順番をお取りください

〇問診票(上記PDFをご利用ください)を事前記入していただくと、待ち時間も短く、感染予防に有効です、ご持参は1ページ目のみで結構です。

〇コロナのワクチン接種とは、前後2週間の間隔をあけて下さい

〇社会保険(健保連)の補助券は、ご利用可能

〇生後6か月〜13才未満は通常2回接種(間隔は24週間開)

〇2回目のワクチンを前払いされた場合、医療的なやむを得ない事情がある場合以外はキャンセルされても返金は出来ません。また、日程変更はご相談ください。

〇名古屋市65歳以上の行政補助は、10月15日からになります

〇当院では武田薬品工業が販売している日本製ワクチンを使用しています

〇今年は生産量が少なく、在庫がなくなれば終了します


今年は、コロナのワクチン製造の影響などで、インフルエンザワクチン製造量が昨年の7〜8割程度と少なくなっています。したがって、国内流通量が昨年より少なくなる見込みです。当院への納品数も、薬の卸問屋から昨年の7割程度と連絡を受けています。

当院は、従来通り、ワクチン予約はせずに当日の順番をお取りいただくだけの方法で接種開始します。在庫が限られますので、接種のご希望がある方は早めに来院ください。

なお、2回接種される場合・・・・当院で1回目を接種され、その際に2回目の予約し前払いをされた方の在庫は事前に確保する努力いたしますが、2回接種希望者は出来るだけ早くご来院ください。

なお、今年は製薬メーカー、卸さんも強気で、未使用品が残っても一切返品を受け付けないと事前に通知を出しています。ということは、医療機関は、接種するはずの方が来院されないと、返品も出来ず、不良在庫となり、大赤字になってしまいます。返品不可が、医療機関の在庫管理とコスト管理を難しくしています。


今年度のインフルエンザの流行予想ですが・・・・

昨年度は、インフルエンザは殆ど流行しませんでした。子供たちのRSウイルスも同様に流行しませんでした。

しかし、今年のRSウイルスは春〜夏に大流行しました。昨年に流行らなかったために、多くの子供たちに免疫が出来ずに、今年大流行したと言われています。

インフルエンザも同様に、昨年はあまり流行らなかったので、皆さんに免疫が少ないということが予想され、散発的に流行しそうとの懸念が専門家からも言われています。

新型コロナ肺炎の次の感染ピークとインフルエンザの流行が重ならなければいいですが、医療関係者はひそかに心配しています。

インフルエンザワクチンも、接種しても絶対にインフルエンザにならないというわけではないですが、ワクチンの安全性も高く、ある程度の予防効果や重症化を抑える効果は認められていますので、コロナ時代にはインフルの予防接種も重要になってきます。インフルエンザでも、入院例や死亡例は、毎年、数多く見受けられますので、チャンスがあればぜひ接種して下さいね。


名東区 松永クリニック  耳鼻咽喉科

posted by 院長 at 20:34| 医療情報「全般」

2021年09月01日

まだまだ、光は見えません

災害級の感染症(新型コロナ)は、まだまだ、いつ終わるのかもまったく予想が付きません
デルタ株等の変異株の出現で、ますます、予想がつかなくなっています
まだまだ、変異株に悩まされそうです
1,生きている間に、まさか、自分自身がパンデミックに遭遇するとは予想だにしていませんでした 災害級です。
2,感染力が強まる株が出てきても、我々の対策は残念ながら変わりません
   不織布のマスク(密集する屋内などはウレタン、布マスクは効果不十分です)
   換気
   手洗い
   ソーシャルディスタンス(密を避ける)
  これらに尽きると思います
  感染力が強い株が出ても、これをより徹底すれば、対策になります
3,最近手にした武器は、ワクチンでしょうか、特異な体質など特別な方を除き推奨され、現時点では、予防の武器としては最も信頼がおけるものとなっています。ワクチン接種されても、上記の対策は継続して下さいね。
4,最近、治療はある程度は確立されつつあります。初期の抗ウイルス剤の使用のタイミングはたいへん難しそうです。新型コロナは発症後はウイルス増殖のピークは過ぎ、急速にウイルス量が低下するということです。発見、診断時にはウイル増殖のピークは終わりかけていることになり、現在の医療がひっ迫した状態では、抗体カクテルや抗ウイルス剤の使用のタイミングが、遅れ難しくなります。インフルエンザは発症後もウイルスは増加しますが、しかし早い段階で内服してもすぐに症状がなくなるわけではありません。新型コロナは発見した時には敵のウイルスは増殖し終わった後ということになり、なかなか退治が難しいです。現在、内服薬の抗ウイルス薬の治験が進んでいます、製品になればですが、発症後、近所の医療機関ですぐに内服でき、重症化を防ぐことが出来そうです。この内服薬は、ワクチン同様にかなり期待されます。
5,重症度の基準で、興味深い記事を発見しました。「藤田医科大学の岩田充永先生」が医師会機関紙に記載にされていました。日本では重症の定義は「ICUもしくは気管挿管やECMO」であるに対して米国では「SPO2<93%」。基準が違うと国際比較も難しく問題です。
6,やはり、ワクチン接種を、自分の為、家族の為、職場の為、社会生活での他人へ配慮の為、接種を強くお勧めします。しかし、何らかの理由で接種しない選択肢も尊重せねばなりませんが。風評だけで接種をやめている方もいます、自己判断ではなく、医療関係者によく相談して決めていただければ幸いです。

私は感染症の専門家ではありませんので、医療雑誌を読んで得た知識を記載しましたが、どんどん新しい情報が発信され、ここに記載した内容が後日間違いであったということもあり得ますので、上記は、私の私見ということで、参考までにとどめておいてください。一部は「藤田医科大学の岩田充永先生」記載の医師会機関紙を参考にしました。

posted by 院長 at 10:58| 院長の『徒然日記』