2013年06月30日

小児科医の講演会にて

 いわゆる、小児の風邪に伴う、病気や治療について
小児科医と耳鼻科医の違いにスポットを当てての、面白いご講演でした。
大阪の小児科医の西村龍夫先生の関西弁を駆使した、「おもろい」お話でした(笑)

 肺炎球菌ワクチンと、Hibワクチンの普及により、細菌性髄膜炎は激減しているようで、ワクチンの重要性を認識しました。
 風邪の治療では、小児科医が診断する気管支炎の大部分は、副鼻腔炎であるという、面白い話を小児科医がされていました。結局、鼻の治療の重要性を述べられていました。粘膜疾患は耳鼻科が得意であり、内臓疾患になると小児科医が得意になるということになるようです。
 抗生剤の使用では、関西では小児科医も耳鼻科医もかなり使っているとのことでしたが、色々のデーターを見せていただき、乳幼児の場合は効果がはっきりしている病気以外の使用は出来るだけ慎重にしたいと再確認しました。フリーアクセスという医療制度との関係も述べられ興味深い話でした。
 ただ、小児科で治らない場合に耳鼻科に受診される方も多く、重症度や立場の違いもあり、単純な判断が難しそうです。お互いが、一致しているのは、鼻・副鼻腔の吸引やネブライザーなどの、鼻の治療の重要性は、かなり、認識されているようでした。これは、耳鼻科の担当となりそうですね。
 土日も、意外と、学会や研究会があり、なかなか、休養できませんが、多方面の先生とお話しする機会が出来、日常の診療での医療技術の向上になり、楽しみでもありますね。

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posted by 院長 at 11:36| 学会・研究会