2018年12月20日

インフルエンザ 流行期に突入

 愛知県でもインフルエンザが流行し始めました。
ご注意下さい。

インフルエンザ予防について・・・・室内編

ウイルスは比較的乾燥に強いことが知られています。また、乾燥状態が続くと、のどや気管支は防御機能が低下するため、インフルエンザウイルスによる感染が起こりやすくなります。そのため、適正な湿度(概ね相対湿度40%以上)を保つことが重要だと言われています。夏のような高温多湿に持って行けば感染が起こりにくいと言うことになりますが(笑)、そこまで、極端にしなくても、せめて、湿度コントロールをしましょう。40%を切らないように、理想は50%以上でしょうか! 室内温度と外気の大きな温度差があるのも問題ですが、また、家庭内での、各部屋や廊下やトイレなどの大きな温度差があるのも、体には負担になります。


 私は、アレルギー体質ということもあり、風邪をきっかけに咳喘息になり、風邪が治癒した後も咳で苦労しています(笑)。まぁ、やっと治まってきましたが。
咳喘息は、一般的には、治癒に数週間〜何か月とかかることもあります、他人に移る病気ではありませが、咳が長引きます。喉頭や気管支のアレルギーによるものもあります(私の場合はこれです)。私の場合、寒暖差、ほこりを吸ったり、他人のタバコの煙(受動喫煙)、仕事での発声などで、咳が悪化します。黙っていれば、かなりいいのですけど(笑)
 乳幼児や気道の悪い方にとっては、受動喫煙は、かなり害になります、健康な方でも受動喫煙で肺がんが発生する場合もあります、公共の所では世界の先進国の基準と同様の受動喫煙は規制しないと健康被害が発生します。IOCとの約束もありますし(笑)。喫煙者の方も自由に喫煙できるようなスペースを、所々に確保できると規制に理解がえすいかもしれません。(医者としては喫煙をお勧めすることはありませんが。また、耳鼻科医としてですが、皆さん、喉頭がんも、一番大きな原因は喫煙ですからね!

【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】


posted by 院長 at 20:33| 医療情報「全般」

2018年10月12日

インフルワクチンは何才から接種が出来るの?

ワクチンは何才から接種出来ますか?
生後6か月からという医療機関と、1才からという医療機関、の両方があるのですが不思議です!
とのご質問を頂きました。


当院で使用しているワクチンは6ヶ月乳児から実施可能で、生後半年から実施しております。

ワクチンの製造メーカーによっては1才からしか実施できないワクチンがあります、これは臨床試験の関係と考えられます。もちろん、6ヶ月から実施可能なワクチンも多く発売されています。また、新生児の有効率は大人ほど高くない場合もあります。これらの理由から1才からとしている医療機関もあるのではと思います。どちらも間違いではなく、個々の医療機関の事情ということになります。なお、当院では生後6ヶ月から接種可能なワクチンを導入していますので、ご希望の方には生後6ヶ月から実施しております。

なお、赤ちゃんがインフルエンザにならないよう予防する最も重要なことは、ワクチンなどにより赤ちゃんの免疫力を上げるのは当然として、その家族がインフルエンザにかからないことです。したがって、新生児以外の家族の方全員がワクチン注射を受ける・手洗いマスクなどをする等、家庭内の感染防御に勤める必要があります。家族全員で赤ちゃんを守ってあげないといけませんね。
ウイルスを家庭内に入れない、外堀をしっかり守る・・・と、いう感じでしょうか!

なお、詳しい実施要項、問診票PDFなど、9月21日ブログに記載してあります、ご参照ください。

【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】
posted by 院長 at 19:44| 医療情報「全般」

2018年09月21日

【インフルエンザワクチンについてのお知らせ・問診票PDF添付】

1011日より診療時間内に随時接種いたします。

  (なお、ワクチンの予約は不要ですが、耳鼻科の診察の順番をお取りください)

13才未満の方は2回接種  13才以上は1回接種

*海外渡航、受験、医療機関勤務など特別なケースでは2回接種も可能です

*料金は1回 税込3200

65才以上の名古屋市民の方は、税込1500円(1015日から)


健保連の補助券は使用可能です、ご利用ください

今年は流行が早く、愛知県でも9月にもかかわらず数校の学級閉鎖が出ております、早く流行しそうです。早めに接種して下さい。

以下に問診票のPDFを添付します。お手数おかけしますが、可能な方は問診票(1ページ目のみで可能)をダウンロード、プリントアウトされ、事前に記載して頂くと、待ち時間も短くなる可能性もありスムーズです。なお、2ページ目の注意事項を熟読お願いいたします。ご質問は受付まで。


インフルエンザ問診票.PDF


例年希望者のほぼ全員の方に接種させて頂いています。在庫量は十分に確保していますが、生産量には限りがあります。社会情勢により在庫がなくなれば終了となります、ご了承ください。


【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】

posted by 院長 at 14:52| 医療情報「全般」

2018年08月20日

風疹大流行の兆し、妊婦への感染防止のため周囲の関係者は予防接種の検討を―厚労省、日本産科婦人科医会

 今夏(2018年夏)には、例年に比べて風疹の届け出数が増加している。特に30−50歳代の男性で多く、任意の予防接種を受けることが期待される。また、妊婦が風疹に感染した場合、児に先天性風疹症候群(白内障、難聴、心疾患など)が出現する恐れがあるため、感染防止に努める必要がある―。

 厚生労働省は8月14日に、通知「風しんの届出数の増加に伴う注意喚起について(協力依頼)」を発出し、こうした点に留意するよう関係者に呼びかけました(厚労省のサイトはこちら)。また、日本産科婦人科医会も、この通知を受け緊急警告を発しています(医会のサイトはこちら)。

妊娠予定者やその家族の方は、産婦人科に相談すると良いと思います。我が家の身内では、現在妊婦さんはいないので安心ですが、家族全員(新生児以外は)、風疹抗体は持っているもしくは予防接種済みですので安心ですが。

【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】M3医療ニュースより転載


posted by 院長 at 19:02| 医療情報「全般」

2018年07月26日

熱中症予防に関する緊急提言を日本救急医学会が発表!

日本各地で、記録的な猛暑が続いています。723日には、埼玉県熊谷市で

国内の観測史上最高となる気温41.1度を記録。東京都青梅市でも40.8度を

観測し、東京都内では史上初めて40度を超えました。

このほか、岐阜県多治見市で40.7度、山梨県甲府市で40.3度など、

4地点で40度超えを記録しています。この日は、全国927の観測地点のうち、

627地点で30度以上の真夏日に、241地点で35度以上の猛暑日となりました。


この連日の暑さで、全国で熱中症に罹る人が急増。総務省消防庁の集計に

よると、716日〜22日までの1週間に、熱中症で病院に救急搬送された人は

全国で22647人(速報値)と、前週の9956人より12691人も増えて、

過去最多となりました。このうち、搬送時に死亡が確認された人は65人で、

前週の12人から53人も増加しています。


都道府県別搬送者数では、東京都が1979人と最も多く、次いで愛知県の1954人、

大阪府の1779人、埼玉県の1617人、兵庫県の1188人、千葉県の1030人と

続いています。また、搬送時の症状については、3週間以上の入院が必要な

重症が685人、入院が必要な中等症が7313人に上り、年齢別では65歳以上の

高齢者が1525人で46.5%、次いで18歳以上65歳未満の成人が8169人で36.1%、

7歳以上18歳未満の少年が3665人で16.2%を占めています。抵抗力の弱い

高齢者が多いのはもちろんですが、働き盛りの成人の割合が意外に多いと

いう点にも、注意が必要でしょう。


発生場所別でみると、住居が9462人で全体の41.8%を占め、ほかは道路が

2831人で12.5%、仕事場が2741人で12.1%などとなっています。

また、幼稚園や小中学校、高校、大学などの教育機関は2011人で、

全体の8.9%を占めています。これらの数字をみると、室内にいるからと

安心しないこと、仕事中や部活動、課外活動中の体調変化に細心の注意を

払うことなど、いくつかの注意すべきポイントが浮かび上がってくるでしょう。


連日の猛暑を受けて日本救急医学会は、学会として初となる「熱中症予防に

関する緊急提言」を20日に発表しています。提言の内容は、以下のようなもの。


1)暑さ指数(WBGT)を意識した生活を心がけ、運動や作業中止の適切な判断を!

2)水分をこまめに取ること。おかしいなと思ったらすぐ涼しい場所に誘導を!

3)適切な重症度判断と応急処置を。見守りつつ改善がなければすぐ医療機関へ!

4)周囲にいるもの同士が、お互いに注意をし合う!


特に、子どもや高齢者は熱中症になりやすいとして、「いつもと様子が違う」と

感じたら迅速に対応するよう求めています。また、「熱中症を疑ったときに

何をすべきか」といった応急処置のチェックシートや、重症度に応じた症状の

違いや治療法、救急搬送の判断なども、わかりやすく表にまとめられているので、

いざというときに参考にしていただけるのではないでしょうか。


気象庁の向こう1ヶ月の気象予報によると、沖縄・奄美地方は湿った気流の

影響を受けやすく、降水量が多く気温は低いものの、北日本から東日本、

西日本では暖かい空気に覆われやすく、気温は高いと予想されています。

猛暑が続いたとはいえ、まだ7月。夏本番の8月はこれからスタートするだけに、

これまで以上の熱中症対策が必要となるかもしれません。


地域のクリニックには、高齢者や小児など、熱中症を発症するリスクの高い

患者さんも多く訪れます。患者さんに合わせた熱中症対策のアドバイスなど、

地域住民の健康を支えるかかりつけ医の役割は、ますます重要となってくる

のではないでしょうか。


◆「熱中症予防に関する緊急提言」(日本救急医学会)

http://www.jaam.jp/html/info/2018/pdf/info-20180720.pdf


医療メディコムメルマガからの転載です

内容についての判断は各自自己責任でお願いします。責任は負いかねます。


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posted by 院長 at 19:45| 医療情報「全般」

2018年05月08日

連休疲れ・・・

大型連休も終わり、皆さん、お疲れのようですね。
帰省、旅行などで、体調不良の方が、見受けられます。
寒暖差が激しい時期ですので、体調管理に気を配ってくださいね。

私は、5月1日診療していましたが、その後の連休はゆっくり過ごしました。
草むしり、植木の選定など、日頃出来ないこともやりました。・・・何でもやるのです(笑)
当家に係わる人たちが、4日に集まり家族大宴会で楽しかったです
赤ちゃんから、ジジババまで、そうそう、ワンコも参加(笑)
椅子も足りないくらい人数が集まりました
まぁ、人が集まってくれると言うのは、ありがたいことです
感謝、感謝です!
食材の用意が大変でした、近所のスーパーで買い出し等 日頃、慣れないこともやりました(笑)
5日は泊り客も出ましたので6日にやっとゆったりしました(笑)
それなりに忙しくもあり、休養もし、充実したGWでした

それでは、休み明け、頑張って、働きます
皆さん、これからもよろしくお願いいたします。
今のところは、学会など臨時の休診も予定はしていません、ご利用ください

なお、お腹の風邪が少し流行っているようでした
ご注意を




posted by 院長 at 13:12| 医療情報「全般」

2018年01月22日

インフルエンザ 学級閉鎖状況

いよいよインフルエンザの流行気になってきましたが

名古屋市では、集団風邪による(主にインフルエンザ) 学級閉鎖情報が名古屋市のHPで見られます
「名古屋市 インフルエンザ 学級閉鎖」で検索されても出ると思いますが、参考までにURLを、以下に張り付けておきます。
現在、7校11学級で、閉鎖が認められます。
随時更新されると思いますが、地域の流行の参考にして下さい。

当院は耳鼻科ですので、内科・小児科ほどインフルエンザの患者様はあまりありませんが、たまに遭遇することもあります。熱が高い場合は、必ず、受付で申し出て下さい、別室でお待ちいただきます。例えば、ご自分では、扁桃の腫れで熱が出てると思われても、診断がはっきりするまで、別室での待機となります。

私たち、医療関係者は、ウイルスの遭遇することも多いのですが、幸い、常勤の職員全員、元気で勤務いたしております。
また、院長、副院長、並びに私たちの高齢者を含めた家族全員、元気で生活しております。インフルのワクチン接種はもちろんのこと、換気、保湿、マスク、手洗い、人ごみは避けるなど、日常の注意も重要と思われます。
また、家族から感染するケースもよく見ますので、発病した家族は、家庭内の別室に隔離することが重要と思われます。

あと、1ケ月程度の期間切り抜ければ、比較的安全な時期になります、皆さん頑張って予防して下さいね。でも、その時期になると、スギ花粉が飛び始めますね(笑)。今年の花粉予想は、昨年より「多い」ですので、ご注意下さい。

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posted by 院長 at 19:01| 医療情報「全般」

2018年01月16日

味覚障害

日本人の味覚障害には色々の原因があります。
兵庫医科大学などでは良く研究されています。
年齢別では、60才以上が60%以上を占めます
原因別では。兵庫医大の発表からですが、頻度の高い順から
@心因性18% ストレスや老人性のうつ病などがその代表選手でしょうか
A特発性16% 亜鉛欠乏症には該当しない(亜鉛濃度が80μg以上)が、他に明らかな原因がなく潜在的に亜鉛欠乏が疑われるグループです
B薬剤性14% 高齢者などで種々の薬剤で味覚異常となる場合があるようです
C感冒後12% 風邪の直後は何となく理解できますね、嗅覚もおかしくなる場合もありますね
D亜鉛欠乏性10% 亜鉛不足によるものです(薬剤性は除きます)
その他、全身疾患や鉄欠乏なども関係するようです

亜鉛欠乏症による味覚障害は、潜在的な特発性を含めると26%の方が該当し、4人に一人は亜鉛が関係する味覚障害となりますね。
嗅覚と味覚はリンクしていて、味覚の異常は嗅覚の障害からもやってきます、嗅覚の異常、頭部の事故外傷、副鼻腔炎、鼻茸、アレルギー性鼻炎、風邪の後 などで発生してくる場合もあります。その際は、まずそれらの病気を治す必要があります。それらを治療しても軽快しない場合や、原因が不明の場合は、亜鉛濃度を計測する必要がありそうですね。

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posted by 院長 at 13:56| 医療情報「全般」

2018年01月15日

インフルエンザ 流行期になりました

 当院では 先週後半より、のどの痛みや熱が出た患者さんの中にインフルエンザの患者さんが散見されます。そろそろ、流行期に入ったようです、皆さんご注意下さい。
 患者さんから、インフルエンザの治療は出来ますか?とのご質問がありますが、インフルエンザ感染症は原則的には、内科・小児科の病気ですので、インフルが疑われる場合には内科小児科への受診をお勧めしています。

【インフルエンザ感染が疑われた時の対応について】 
 高熱が出た、体がだるい、吐気、その他の風邪症状が見られる、インフルエンザの人と接触した、など、インフルエンザが疑われた場合は、原則、内科・小児科に受診されることをお勧めします。また、異常行動やインフルエンザ脳症のような重症化される方の診断や治療も同様に耳鼻科は専門外で対応できません。

以上、ご理解ください。

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2018年01月12日

亜鉛欠乏症

亜鉛不足は 皮膚の炎症や、味覚障害などに、関係してきます
今日は亜鉛製剤が発売されてので、その勉強会を行いました

ただ、この薬を処方するためには、必ず採血して亜鉛濃度の確認が必要です
これが、この薬の処方のネックですね
それと、意外にも高価で、保険適応でも1ケ月間内服で、3割負担で8000円程度になってしまいます(-_-;)

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今後期待される薬ですが・・・・・

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posted by 院長 at 17:59| 医療情報「全般」