2013年09月06日

プリン体

 少し、朝晩は、涼しくなってきましたね。
皆さん、体調は良いようで、外来は、耳鼻科、皮膚科ともに、すいています。
暇という表現が正しいかもしれませんね(笑)
まぁ、病気がないということは、良いことですけど。
先日は、名古屋市内も、一部の地域は、豪雨で、大変な思いをされた方もあるかもしれません、お見舞い申し上げます。

 ところで、あまり、耳鼻科、皮膚科とは関係ない話ですが、高尿酸血症、痛風などで、プリン体を気にされている方が多いと思います。

プリン体についてチョットお話しします(肉編) 
☆肉製品のプリン体が多い食品は
  レバー類が要注意です、鳥、豚、牛 いずれのレバーもプリン体は多く含まれています。
  
肉の中でも、鶏肉はプリン体が高めの食品です。また、プリン体は細胞の核に含まれるために、細胞数が多いほど含まれる量が多くなります。レバーは細胞数が多く、プリン体も多くなります。

牛、豚のバラ肉などは、比較的、少ないようです。
 豚肉バラの豚汁や、
 牛肉肩バラを使った、チンジャオロースなどは、お勧めかもしれませんね

もちろんビールの飲みすぎも注意ですね(笑)

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2013年09月05日

コーヒー1日4杯以上、前立腺がんリスクが減るかも

面白い、海外のニュースを見つけました
男性の方は、参考にしてください!
私は、コーヒー大好きなので、一日3〜4杯は、飲みます。
自分にとっては、悪くない、海外ニュースでした(^^ゞ。

公開日:2013/08/19
Cancer Causes and Control

Coffee and tea consumption in relation to prostate cancer prognosis

Geybels MS et al. – Bioactive compounds found in coffee and tea may delay the progression of prostate cancer. Results indicate that higher pre–diagnostic coffee consumption is associated with a lower risk of prostate cancer recurrence/progression. This finding will require replication in larger studies.

Methods
•Authors investigated associations of pre–diagnostic coffee and tea consumption with risk of prostate cancer recurrence/progression.
•Study participants were men diagnosed with prostate cancer in 20022005 in King County, Washington, USA.
•They assessed the usual pattern of coffee and tea consumption two years before diagnosis date.
•Prostate cancer–specific outcome events were identified using a detailed follow–up survey.
•Multivariable Cox proportional hazards regression models were used to estimate hazard ratios (HRs) and 95 % confidence intervals (CIs).

Results
•The analysis of coffee intake in relation to prostate cancer recurrence/progression included 630 patients with a median follow–up of 6.4 years, during which 140 prostate cancer recurrence/progression events were recorded.
•Approximately 61 % of patients consumed at least one cup of coffee per day.
•Coffee consumption was associated with a reduced risk of prostate cancer recurrence/progression; the adjusted HR for ≥4 cups/day versus ≤1 cup/week was 0.41 (95 % CI: 0.20, 0.81; p for trend = 0.01).
•Approximately 14 % of patients consumed one or more cups of tea per day, and tea consumption was unrelated to prostate cancer recurrence/progression.

自動翻訳(日本語へ)
コーヒーと紅茶で見つかった生物活性化合物は、前立腺癌の進行を遅らせる可能性があります。その結果、より高いプレ診断のコーヒー消費量は、前立腺癌の再発/進行のリスクが低いに関連付けられていることを示している。この知見は、大規模な研究での複製が必要になります。

方法
•著者らは、前立腺癌の再発/進行のリスクの事前診断のコーヒーと紅茶の消費量の関連を検討した。
•研究参加者は、キング郡、ワシントン州、米国で20022005に前立腺癌と診断された男性でした。
•彼らは2年診断日前にコーヒーや紅茶の消費のいつものパターンを評価した。
•前立腺癌特異的転帰イベントは、詳細なフォローアップを用いて同定した。
•多変量Cox比例ハザード回帰モデルは、ハザード比(時間)および95%信頼区間(CI)を推定するために使用された。

結果
•前立腺癌の再発/進行に関連して、コーヒーの摂取量の分析は、再発/進行のイベントが記録された140前立腺癌の間に、6.4年のフォローアップ中央値で630人の患者が含まれていた。
•一日あたりのコーヒーのうち少なくとも一つのコップを消費した患者の約61%。
•コー​​ヒー消費量は、前立腺癌の再発/進行のリスク低下と関連していた、調整後HR≥4カップ/日対≤1カップ/週0.41(95%CI:0.20、0.81、傾向性のp値= 0.01)であったため。
•一つ以上の一日あたりのお茶のカップ、紅茶の消費量を消費した患者の約14%が前立腺癌の再発/進行とは無関係だった。

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2013年07月12日

食中毒警報

食中毒警報が発令されています
  皆さん、ご注意下さい

平成25年7月8日(月曜日)発表
 名古屋市、豊橋市、岡崎市、豊田市同時発表
   ★食中毒予防の3原則
 (1)菌をつけない  (手や包丁・まな板を洗浄・消毒する、生肉などは包む 等)
 (2)菌を増やさない (早めに食べる、冷蔵庫などで温度管理をする 等)
 (3)菌をやっつける (ハンバーグなどの食品は、内部まで十分に加熱する 等)

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2013年05月22日

遺伝子変異で前立腺摘出 英国男性、世界初

医療ニュースからの転載ですが、興味深い医療ニュースでしたのでご紹介します。

 【ロンドン共同より】乳がん予防のため乳房の切除・再建手術を受けた米人気女優アンジェリーナ・ジョリーさん(37)と同様、がんのリスクを高めるとされる遺伝子変異が見つかった英国人男性(53)が、前立腺の摘出手術を受けていたことが分かった。英紙タイムズが21日までに報じた。

 同紙によると、男性が遺伝子変異の発見により前立腺を摘出したケースとしては、世界で初めてという。

 ジョリーさんは「BRCA1」という遺伝子に変異が見つかり、両乳房の切除・再建手術を受けたが、この男性は「BRCA2」遺伝子に変異が発見された。

 これらの遺伝子に変異があると、乳がんや卵巣がんのリスクが高まることが分かっているが、この男性が検査を受けたロンドンのがん研究機関の調査では、男性の前立腺がんのリスクも高まることが分かった。

 男性には乳がんや前立腺がんにかかった家族がいたが、通常の検査では異常が見つからず、担当医師団は当初、手術に消極的だったが、遺伝子変異が分かったことで踏み切った。手術後、前立腺からかなりのがんが見つかったという。

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2013年05月21日

「細菌検査」について

前回から、検査シリーズになってきていますね(笑)。
今回は、ばい菌の検査方法について、少しご説明します。
 耳鼻科や皮膚科では、耳だれ、鼻水、のどの膿、皮膚の膿 などの、膿が出る病気で、治りにくそうな場合には、どんな細菌で炎症を起こしているか、調べる検査があります。これを、細菌検査といいます、膿を拭い取り培地に入れて検査に出します。もちろん、痛みは、ほとんど無い検査です。
 検査では、まずは、顕微鏡で観察し、その後に、色々な寒天培地を用いて、鶏の卵をひよこにするために温める様な器具内で細菌を育てて、判定します。すなわち、検査には時間がかかります。
 育った菌を使用して、手間をかけて、どのような抗生物質に効果があるかを調べ治療に役立てます。
この、写真の例は(急性化膿性中耳炎の例です)
@顕微鏡ではグラム陽性球菌、真菌(カビ)と判定されています
A培養の結果は、aureus黄色ブドウ球菌という判定ですが、MRSAという抗生物質が効きにくい菌が出ています。
B薬剤の感受性(効果)は、R(効果が弱い)が多くみられ、やはり抗生物質の効果が期待できない菌と思われます
この患者さんの場合は、薬の効果が期待できないので、出来るだけ通院していただき、耳の洗浄などをして治すことになります。
 この検査の結果は、英語などの難しい菌の名前が出ることも多く、素人の患者さんの理解を越えていることが多いですね。したがって、この検査は、患者さんへの説明というより、むしろ、医師の薬の選択や、治療方法の検討に用いられることが多い検査です。
以上、ご理解いただけましたでしょうか!

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2013年05月19日

「アレルギー検査」 IgEの検査

 当院での、アレルギーの原因(抗原)を調べるためご希望により血液検査を実施しています。ここでは、血液検査の伝票をお示しします。
この伝票は、患者さんに、お渡しするものですのです。ご家庭に帰ってからも、この用紙を見ながら、ご家族でアレルギーの原因に対しての対策を立てることが可能ですね。ご活用ください。
 この用紙は、RIST(IgE)RAST(特異的IgE)検査の例をお示しします。星印が出ているのがアレルギーが陽性ということです、★が多いほどアレルギーの抗体が高いということです。当院では、グラフ化したものと、抗体価を数字だけで記載した伝票と2種類をお渡ししているケースが多いです(個別のケースにより変わりますが)。血液さえ採取できれば何歳でも検査可能ですが、あまり小さなお子さまでは採血時の痛みがトラウマとなり、以後の通院に支障になることもありますので、必要性にかんがみ判断する必要があります。
 この伝票は、耳鼻科の患者さんのもので、主に吸入抗原について調べていますが、皮膚科などでは、卵や果物、穀物などの、抗原の検査も可能です。

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2013年05月01日

「自転車とバイク」は、ダメ!!

 実は、これは、前立腺に炎症のある方の話です。

以下に、泌尿器科学会の記事を転記します、男性の方はご注意を!

 4月25日に開催された日本泌尿器科学会第101回総会のパネルディスカッションは、「慢性前立腺炎/骨盤内疼痛症候群(CP/CPPS)」を扱った演題で、満席に近い状態まで会場が埋まった。大学病院、専門病院、診療所という立場から演者が説明する中で、開業医の立場から疾患を解説したのが香川県の松木泌尿器科医院、松木孝和氏。若年患者が多いという「驚き」を解説。生活指導の禁忌として、「自転車とバイク」である点を強調した。

ポイントは
@慢性の前立腺の炎症は、若い方にも多い
A生活指導としては、そのような方は、自転車やバイクに乗ってはいけない。

私もびっくりした記事でしたので、皆さんにもお知らせしますね。

今日は、風も強く寒い一日でした、皆さん風邪にご注意下さいね。

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2013年04月17日

「ノニ」 ご注意を!

 (以下の情報は、4月20日発行の日医ニュースの記事から、引用、伐採してあります)
「ノニ」とは・・・からだに良いものとして、ジュースの形で販売されていることが多いようです。
ノニは、インデアン・マルベリー。ヤエヤマアオキ、モリンダなどと呼ばれ、太平洋諸島、東南アジア等にある常緑樹で、溶岩流地域に生息しているようです。昔は染色に利用されていたようです。カリウムなどの成分を多く含んでいるようです。
注意として:肝毒性の可能性がある
      薬との併用で、肝機能障害をきたす可能性がある

ノニの摂取による健康被害例としては
H18年〜H22年の「食品安全に関する情報システム」H23年からの「健康食品情報安全システム」にて、62才男性の急性肝炎の発症、70才の肝機能障害の発生が報告されています。
他に、腎不全患者さんが高カリウム血症をきたしたとの報告もあります。

皆さん、持病のある方などは、主治医にご相談しながら、十分注意してくださいね。

健康食品やサプリメントの取り過ぎで、思わぬ健康被害が出ることもありますので、ご注意下さい。以前、ウコンでも、肝炎患者さんが摂取して、逆に悪化し肝不全に陥ったとの情報もありました。
少量なら健康に良くても、何ごとも「過ぎたるは及ばざる如し」ということわざもありますし、気を付けましょうね。
気になる方は主治医にご相談を!
これは、ノニの写真です(日医ニュースから引用)
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2013年01月18日

インフルエンザ

 愛知県では通行期に入っており、そろそろピークを迎えつつあります。各地で学級閉鎖もみられます。
この写真は、幼児の鼻水から、インフルエンザキットで検査したものです。
Cの線は、コントロールで、検査が正常にできているサイン
Aの線は、A型のインフルエンザウイルスに反応したものです。
この反応は、発熱後24時間程度経過しないと出ない場合があります。反応がマイナスでも、熱が続くようなら、再度、医療機関で検査してもらってください。皆さん、ご注意下さい。
 なお、学童の出港停止基準は、「解熱後2日が経過するまで」と、「発熱後5日が経過していること」の両方が満たされないと通学は出来ません。ご注意下さい。
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2013年01月16日

米当局が全国民にインフル・ワクチン接種を呼び掛け NY州は非常事態宣言

皆さん、アメリカではインフルエンザが大流行しているようです。愛知県も流行期に入り各地からの報告が認められ、注意が必要です。現在、当地ではA型が流行しています。予防接種が未接種の方は、早めの接種をお勧めします。
以下に、ニュース記事を転載します。

【ワシントンDPA=共同】米疾病対策センター(CDC)当局者は13日、米国各地でインフルエンザ・ウイルスが急速に拡大していると指摘、感染リスクの高い人だけでなく国民全員がワクチンの接種を受けるよう呼び掛けた。

 CDCのウェブサイトによると、インフルエンザの広範な流行がみられるのは全米50州のうち47州と、前週の41州から拡大。生後6カ月以上の国民は例外なくワクチンを接種すべきだとし、幼児、妊婦のほか、ぜんそくや糖尿病などの既往症を抱えている人、65歳以上の高齢者は特にワクチンが重要だと警告している。

 一方、ニューヨーク州はインフルエンザの流行が過去最悪といわれる状態まで広がっており、クオモ同州知事は12日、公衆衛生非常事態宣言を発令した。同州ではこれまでにインフルエンザで幼児2人と高齢者10人が死亡している。今シーズンの感染者も1万9000人以上と、前シーズンの4400人から急増し、現在も2884人が入院中という。

 クオモ知事はこうした事態に対処するため、薬剤師が18歳以下の子どもにワクチンを接種することを認可した。同州の薬剤師は従来、18歳以上の人にだけに接種することが許可されていたが、今後30日間はその範囲が生後6カ月以上に拡大される。

 マサチューセッツ州ボストン保健当局も9日、インフルエンザの急拡大を受けて公衆衛生非常事態を宣言しており、他の州当局も事態を注視するとともに、住民にワクチン接種を呼び掛けている。

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