2012年11月15日

お腹の風邪

最近、当地では、お腹の風邪が、少し流行っています。
小児に多いですが、大人にもあります。
先日、職員もなりました。
私も、昨日、お腹の調子がイマイチ・・・今日は回復していますが。

整腸剤、吐き気止めの内服と水分補給で良くなる方が多いようですが、抗生物質や吐き気止めの座薬を使ったりもします。小児や高齢者の場合は脱水になったりすることもあり注意が必要です。
脱水になると点滴したりします。
飲む点滴(医療用のイオン飲料)というのもあり、重症でなければそれで何とかなる場合が多いです。
経口補水療法(Oral Rehydration Therapy;ORT)といって、大塚製薬から出ているOS-1などが代表的なものです。
市販もされています。

皆さんご注意を。
予防には、手洗いが重要ですよ。

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2012年06月13日

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 流行の兆し

 今日もゆっくりできませんでした。今日は、近所の中学校の耳鼻科検診で忙しく過ごしていました。半日で、500名以上の検診は疲れますね〜。
ところで、子ども達の間で、溶連菌感染症が流行の兆しです。咽喉の痛みなどで発病するために、耳鼻科に来院される方も多く、また、皮膚の発疹が出る子どももあり皮膚科に来院される方もあります。ちびっ子の皆さん、ご注意下さいね。以下に、医療記事の抜粋を転記します(多少、修正しました)。

 小児を中心に流行するA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が、2008年に次ぐ流行の兆しを見せている。国立感染症研究所では「感染症週報」(第20週:5月14-20日)で、今年に入ってからの報告数の推移を紹介し、同感染症がこれから夏に向け流行のピークを迎えることが予想されることから、注意を喚起している。
 全国約3000カ所の定点による感染症発生動向調査では、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の発生報告数は例年、学校、幼稚園等の春期休暇の終了後に増加し、ゴールデンウイーク期間中に一旦減少するが、その後再び増加し、第22週か第23週に春期から夏期中の流行のピークを迎えるパターンを示している。
 今年の第20週の定点当たり報告数は、2週連続で増加し2・56(報告数は8073)となり、過去10年間の同時期の報告数では08年に次ぐ高い値となっている。
 累積報告数の年齢群別割合を見ると、4-5歳、6-7歳、2-3歳、8-9歳の順で高く、2-9歳が発生の中心であり、9歳以下で全報告数の85%前後を占めていた。これは、例年と同様の傾向だ。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、潜伏期間が2-5日で、突然の発熱、咽頭痛、全身倦怠感によって発症し、しばしば嘔吐や発疹を伴う。発熱は通常3-5日で下がり、主症状は1週間以内に消失するが、菌が産生する毒素に免疫のない場合は猩紅熱に進展する場合がある。
 治療には、ペニシリン系抗菌薬が第1選択薬だが、マクロライド系やセフェム系の抗菌薬も投与される。リウマチ熱や急性糸球体腎炎など非化膿性の合併症予防のため、少なくともペニシリン系なら10日間、セフェム系なら7日間は確実に投与する必要があるという。
 感染経路は飛沫感染や接触感染が主で、兄弟間や学校、幼稚園、保育園など小児の集団生活施設内での感染も多い。予防法としては患者との濃厚接触を避けることが最も重要といわれ、うがい、手洗いなどの一般的な方法が推奨されている。また、マスクを用いた“咳エチケット”も効果が期待できる。

タグ:のどの病気
posted by 院長 at 22:49| 医療情報「全般」

2012年05月07日

本日から平常どうり診療です

 GWも終わり、当院も、本日から平常どうりの診療になります。

チョット、おまけの話です
アレルギーのIgE抗体を発見したのは、日本人の研究者だって、ご存知ですか?
1966年2月20日に石坂公成先生が発見されました。この日は、「アレルギーの日」となってますよ。
最近、HRFという物質が注目を集めています。
この物質は、ヒスタミンを放出するアクセルの働きを持っています。この働きを、発見したのも、日本人の川上敏明先生です。HRFを抑える薬を開発すればかなりアレルギー治療は進歩します。
アレルギーの研究は、日本人が頑張っていますね。
ただ、残念ながら、アメリカ(ラホイヤアレルギー免疫研究所)に出て行っての研究です、日本人研究者の海外流出が深刻です。文科省さん、もっと、研究者に資金を出してあげて下さいね。
タグ:アレルギー
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2012年02月19日

インフル発症後5日間登校ダメ

当地ではインフルエンザの流行は峠を越え下火になってきております。インフル関連の医療情報ニュースですが、文部科学省は16日、児童生徒や学生がインフルエンザを発症した場合の小中高校や大学の出席停止期間について、「解熱した後2日間」としている現行基準を「発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日間」に見直す方針を決めた。・・・・続きを読む
posted by 院長 at 22:44| 医療情報「全般」

2012年02月13日

夕方から雨・急性中耳炎の増加

 曇り空でしたが、夕方から雨になりました。
名古屋市内でもインフルエンザの勢いは止まらないようですが、雨が続くと、湿度に弱いウイルスのようですから、少しは収束に向かうように思われますが・・・・今年の流行期間は長いです、気温が上がらないとダメかな〜。でも、最近、花粉症の方が来院されるようになりました。もうすぐ春ですね〜、そろそろ収束に向かうように思います。
普通の風邪もそこそこ流行っていて、耳鼻科では急性中耳炎の患者さんが多いように思います。急性中耳炎は、意外にも風邪の治りかけに併発することも多く、注意が必要です。中耳炎が増えてくると、そろそろ、風邪のシーズンも終わりに近づいているのかもしれませんね。まもなく、恐怖の花粉症の季節ですね。花粉症の方はご注意ください。
posted by 院長 at 21:11| 医療情報「全般」

2012年02月10日

ヒートショック

 ヒートショックという言葉を、ご存知ですか?  ヒートテックではないですよ(笑)
最近、お風呂のバスタブで、溺れて命を落とす高齢者の方がいます。ヒートショックが原因となっているケースも多く注意が必要です。入浴で、血管が急に拡張して血圧の低下、意識の混濁、溺れる、ということになります。対策としては、脱衣場、浴室の暖房、湯は低めの温度で半身浴がお勧めです。私も時々、バスタブでうたた寝してしまいますが、もう若くないので危険ですね(^_^;)。ヒートショックは、暖房の利きすぎた自動車の中でも発生します、急激な気温の変化に注意しましょう。
タグ:一般の病気
posted by 院長 at 23:56| 医療情報「全般」

2012年02月06日

喫煙率過去最低2割切る

 今日は一日中、雨でした。最近、雨量が少ないので街路樹の木などには良かったのかな〜。
タバコに関しては、耳鼻科では、喉頭癌と喫煙は密接に関係しています。論文にもよりますが、喉頭がん患者さんの内、喫煙者95〜97%、非喫煙者3〜5%との発表が多いようです。たばこを吸わないのが、最大の予防となりそうですね。
 興味深いニュースです、共同通信社の配信ですが、2010年の成人の喫煙率は19・5%で、前年と比べ3・9ポイント低下し過去最低となる一方、禁煙したいと考えている喫煙者が過去最高の37・6%に上ったことが31日、厚生労働省の国民健康・栄養調査で分かった。この結果を基に厚労省は、13年度からの次期健康づくり計画に「22年度までに喫煙率を12・2%以下にする」との目標値を明記する方針を固めた。次期がん対策推進基本計画にも同じ目標値を盛り込む方針。
 また、毎日新聞社の配信では、「所得と肥満や喫煙率の関係」を報道しています。・・・・・続きを読む
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2012年02月01日

うがい 効果あった

 以下のような、「うがい」の効果について、研究発表がありました。
「うがい」バカにできないね〜〜皆さん、風邪予防に「うがい」しましょうね・・・バカにしちゃいけないよ〜〜(笑) ところで、その発表とは…続きを読む
タグ:一般の病気
posted by 院長 at 19:48| 医療情報「全般」

2012年01月31日

インフルエンザ

当地では、インフルエンザが、流行っています。
A型の方が多いようですね。学級閉鎖も多いようで、名古屋市内の学級閉鎖の情報は、名古屋市の公式ホームページで見ることができます。手洗い、うがい、など、予防に心がけましょう
タグ:一般の病気
posted by 院長 at 14:57| 医療情報「全般」