2022年11月06日

2023年スギ花粉予想 10月30日フィールドワーク結果

コロナの終息もまだ見えません、第8波前夜という感じの今日この頃です
インフルはまだ見られませんが、同時流行が懸念されています
いずれにせよ、ワクチン接種と感染予防対策が重要です。
それと同時に、来年の花粉症の季節1月下旬〜4月とも重なる可能性もあります。
コロナ、インフル、花粉症 これらの同時流行が、とっても心配です。

10月30日に千種区にある、私の定点観測のスギを見て来ました。
まずは北面の写真ですが、あまり雄花は見られません、例年、北面でもしっかり花粉が付くのですが、これを見ると、飛散量はあまり多くないのかもしれません。
202211北.jpg


次の写真は南面です、そこそこ雄花を認めます、例年と変わりません。雄花の拡大写真も添付します。
202211南.jpg  202211南雄花.jpg

私の定点観測からは、北面の雄花の付きが少ないので、トータルとして見ると、名古屋は平年並みか、少し少ないかもしれません(あくまでも、私の予想です)。
他の地域では、多いという予想も見られますので、他の地域から名古屋への花粉飛散もありますので、花粉飛散情報に注意が必要です。

花粉症の方は、症状の出る前に、ぜひ季節前に受診し、内服や点鼻、点眼など薬を処方してもらって、花粉症準備をしておくことをお勧めします。
なお、花粉症の方で、鼻水、鼻閉、のどの痛み、倦怠感 などの症状が出る場合がありますが、これらは、コロナの初期症状と区別がつきません(発熱があまり見られない方もあります)ので、花粉症だと思われても、発熱がなくても咽頭痛とか倦怠感とか例年の症状と少し違うなと思われたら、コロナも考慮しつつ、症状を正確に申告して受診してください。ご協力よろしくお願いいたします。

松永クリニック  耳鼻咽喉科

posted by 院長 at 17:55| 花粉情報「スギ、その他花粉」

2021年02月03日

今年の花粉症予想

そろそろ花粉の季節になってきました


今年は、どの予報も、昨年より多く飛ぶとの予報です。注意しましょう。

昨年は、飛散数も少なく、非常に楽な年でしたが、今年は、かなり飛びそうです。しかし、昨年が非常に少なかったということで、今年は例年並みという予報が多いようですが、いずれにせよ、昨年よりかなり症状は悪化しそうですね。


当方で把握した範囲で最も飛散数が多い予報は、NPO法人花粉情報協会の資料です。

名古屋市での今シーズン飛散予想数は3492個と、前シーズン飛散数289個の10倍以上の予報が出ていました。

以下はNPO法人花粉情報協会の資料です。


花粉症の方は、症状が出る前からの受診がおすすめです。予防的に投与することも可能です。鼻、のど、目の粘膜が不安定になると、風邪ウイルスなどが侵入する可能性が高くなります。ウイルス感染予防の観点からも花粉症のコントロールは適切にしましょう。


花粉2012.jpg花粉20122.jpg


名東区/松永クリニック/耳鼻咽喉科



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posted by 院長 at 09:34| 花粉情報「スギ、その他花粉」

2020年02月24日

花粉症の季節ですね

 花粉症の季節に突入しました。
スギ花粉が、本格的に飛散し始めました
また黄砂も心配な季節になりました。
また、新型コロナウイルス肺炎が、各地で散発的に発生し始めました。

花粉症などで鼻の粘膜が弱くなると、ウイルスが侵入しやすくなったり、抵抗力も弱くなったりします。特に、今年の花粉症では、ウイルスの侵入防止のためにも、鼻炎の治療を、耳鼻科で積極的にやりましょう。


【新型コロナ肺炎について】当院は、耳鼻科、皮膚科の診療所です。当院では、肺炎の診断・治療は出来ませんので、新型肺炎目的の来院はお控えください。また、新型コロナ肺炎は、肺炎とはいえ、近所の内科小児科では、現状では検査キットもなく治療薬もなく診療は難しいと思われます。
したがって、渡航歴、濃厚接触などで疑いがある方は、院内感染防止の観点からも医療機関に入らず、厚生労働省の指針をHPなどで確認したのちに、厚労省電話相談窓口(0120)565653、所轄の保健所等にご相談ください。


posted by 院長 at 21:53| 花粉情報「スギ、その他花粉」

2019年12月09日

スギ花粉 フィールドワークしました

 昨日、千種区某所で、スギの樹木に付く花粉の花芽の観察に行きました。
私の定点観測地点です(笑)
昨年よりは、かなり少なく、かといって、ないわけではなく、そこそこには付いていました。
おそらく、例年より花粉症状は軽く済むと思われます。しかし、症状が出ないレベルではないので注意が必要です・
油断大敵ですぞ!(以下は 2019年12月8日の写真です)

IMG_0073.jpg


なお、2019年1月27日にアップした前シーズンの写真と比較して下さい(以下に示します)
同じ場所です。
前シーズンの花粉の雄花はかなり多いことがわかりますね。(以下は、前シーズン2019年1月のスギの雄花の写真です)
スギIMG_1561.JPG スギIMG_1560.JPG


なお、当地の近隣の学校でも、ついに、インフルエンザが流行し始めたようです。
学級閉鎖の話も聞こえてきました。
インフルも油断大敵ですね。
ワクチン在庫について、現在は、まだありますので、ご希望の方は早めに接種して下さいね。



【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】
posted by 院長 at 08:30| 花粉情報「スギ、その他花粉」

2019年04月12日

カモガヤ花粉症

 カモガヤはイネ科の花粉症の代表選手です。そろそろ、飛散し始めます。
カモガヤ花粉は、35〜50μm と、スギ花粉などより大きく、飛散する距離は比較的短く、近所にしか飛びません。せいぜい、数百メートルと言われています。したがって、草むら、土手など、雑草の多い場所に近寄らないというだけで、対策になります。 治療は、内服や点鼻薬による治療が中心となります。採血で、抗体を検査することも出来ます。
カモガヤ花粉症の方は、文献にもよりますが、スギ花粉症の方の30~50%存在するという記載が見られます。スギ・ヒノキの時期が終わっても安心は出来ません。
お困りの場合は、近くの耳鼻科に受診して下さいね。

【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】

posted by 院長 at 20:05| 花粉情報「スギ、その他花粉」

2019年01月27日

スギ花粉情報(名古屋市内のフィールドワークにて) 


久々に、スギの木を、見に行って来ました
私の定点観測のスギが、名古屋市千種区内にあります
公園のようになってどなたも見ることが出来る場所です。少し足元が悪いのですが、逆に傾斜地なので、目の前に枝を見ることが出来ます。ただ、お墓も近く、昼の明るい時間帯に観測に行きます(笑)
名古屋市内に、他にも鶴舞公園などにスギの木はあるようですが、双眼鏡などで高い位置の木を観察する必要がありますが、ここは、傾斜地のせいで目の前に見えます。観測向きです。

今年の、愛知県のスギ花粉症予報は、予報機関により、かなり意見が別れています。

日本気象協会

https://tenki.jp/pollen/expectation/

愛知県は  前年比 昨年並み

      例年比(過去10年平均値) やや少ない


ウェザーニューズ花粉飛散傾向

https://weathernews.jp/s/topics/201810/010175/

愛知県は  前年比 500%以上

      例年比(過去10年平均値) 150


こんな感じですが、こうなると、実際の木を見てくるに限ります

まずは、北側から見たスギの枝を見た写真です
まだ、青い花芽(雄花)が見えます、雄花が花粉を造りますまだ、飛散はしていないようです、昨年より少し多いように見受けられます。(見にくいですが、枝の根元の方にある茶色い球状の物が雌花です)
スギIMG_1561.JPG スギIMG_1560.JPG

南側から見ますと、雄花は黄色く色づいてきています、今にも花粉が飛びそうです、気温や風の変化により多少なりともリークして飛んでいると思われます。花芽を叩くと飛びそうな雰囲気でした。私も花粉症ですので怖くてできませんでした(笑)
あくまでも私の印象ですが、南から見ると、昨年より、そこそこ多いように思いました。

スギIMG_1562.JPG

通常、花粉飛散日は、1月1日からの最高気温を積算して算出する機関が多いようです。
例 飛散温度(積算気温)が、400度と仮定します。最高気温8度が毎日続いたと仮定すると、1月1日から50日(2月19日)で飛散日となります。この方法は、ご自分で予想することも可能ですね。
気温以外にも降水など色々な要素も関係しているとも言われて各機関の工夫により予想されています。
飛散日とは、一平方センチに1個以上のスギ花粉が計測した日が2日間連続して発表となるようです。飛散開始は、実は飛散日より平均25日程度はさかのぼると言われています。したがって、今現在、微量に飛んでいます、敏感な方はもう反応していてもおかしくはないです。

飛散量予想は、前年夏の気温や降水量などを、各予報機関が独自の計算式で計算しています。
ウエザーニュースは、昨年が花粉の裏年とし、今年は表年になり飛散が多くなるとの予報が出ているのかもしれません。

松永クリニックのスギ花粉予報としては・・・・・・・・・(笑)
名古屋地域のフィールドワークを中心に考えると、「昨年比では、やや多い」「過去の平均の例年比では、平年並み強」と予想しました。 日本気象協会予報より多く、ウエザーニュース予報よりは少ないとなりました。
 「今年の名古屋は、昨年よりやや多く1.2〜1.5倍、まぁ、例年比では過去の平均並みかやや多い」との予想です
当たらなかったらごめんなさい
でも、この花粉の付き方は、決して少なくはないので、十分注意して下さい・

なお、花粉シーズンに突入した際には

ほぼリアルタイムに見ることが出来るのは(1時間以内で確認できます)

飛散量は、環境省の「はなこさん」という、サイトで確認できます

http://kafun.taiki.go.jp/index.aspx

中部地域を選択し

愛知県環境調査センター(確か、名古屋市北区にあったと思います)を選び

当日の時系列などを選べば 名古屋市の飛散量を見ることが出来ます

お出かけの参考にして下さい(レーザーで自動測定の為にスギとヒノキは区別できないようです)


PM2.5や黄砂や花粉など、嫌な季節がやってきました。

でも、花粉症の話が出ると、インフルは収束に向かうことが多いのですが、インフルの流行が早く収まると良いと思います。


【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】
posted by 院長 at 17:08| 花粉情報「スギ、その他花粉」

2017年02月16日

イムノキャップラピッド・・・・・アレルギー検査

スギ花粉症の時期になりました
最近、採血せずに検査を希望される方(特に子供さん)がお見えになります
イムノキャップラビットと言う検査法があります
  特徴は
  *自由に抗原を選べない
  *精度も多少悪い
  *痛みがほとんどない(子供は感じませんが、大人は痛く感じます)
という特徴がありますが、採血を嫌がる子供さんには、許容される検査と思いますが、やはり採血するのが一番いいですね

手順をご紹介します(院長と職員の一人が検査を受けてみました!(^^)!)
検査時間は15分程度ですが、準備時間などを含めると30分程度かかりますので、あまり忙しい時には出来ない検査ですのでご了承ください。
@準備する資材
検査プレート、検体チップ(血を取る器具)、スポイト、絆創膏

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A指をつまんで、圧迫して、

IMG_0895.JPG



B専用器具で刺し、血液を絞り出します
 大人は少し痛みを感じます、大部分の子供さんは気にしていません

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C 血液をスポイトで吸い上げ、プレートに落とします

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D 試薬を準備します

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E試薬をたらし、判定を待ちます


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E左が院長の結果です  スギに反応
 右が職員で  スギ イネ科のカモガヤ に はっきりと反応が出ています、写真では見にくいですが ダニ にもうっすら反応しています。

IMG_0901.JPG


全行程、30分は必要です・・・・・

ここにある項目以外には検査は出来ません。
結果が数字で出るわけではないです
精度も採血検査(RASTなど)よりは劣ります
固定可能な小さな子供さんと、すぐに結果を知りたい方に向いていますが・・・・・
聞きわけが良い子供さんには、通常の検査(RASTなどの)をお勧めしていますが、ご希望の方はご相談ください

この検査に関しては、当院が忙しい時には実施できないことがありますのでご了承ください

【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】


posted by 院長 at 21:02| 花粉情報「スギ、その他花粉」

2017年02月05日

花粉症

 スギ花粉が、微量ですが 飛び始めまています
敏感な方は、症状が出ます
ご注意下さい

花粉症患者さんにとっては、嫌な季節がやってきましたね〜〜

@スギの舌下免疫療法は、この時期は新たに開始することはできません(花粉が飛ばなくなったら、初めての方も治療開始できます)*
今まで、治療されている方は、中断せずに継続治療してください。新たに開始する時期ではないと言うだけです。なお、治療中の方で、この時期に特別な変化があればお知らせください。

Aダニ(ハウスダスト)鼻炎の舌下免疫療法は、時期には関係ありませんので、いつからでも開始できます。


*花粉の多い時期に新たに開始すると、過敏な反応が出る可能性が否定できないのがその理由です、花粉の飛散がなくなれば安心して開始できます。継続治療中の方は、特別な場合を除いて中断の必要はありません。


【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】

posted by 院長 at 13:03| 花粉情報「スギ、その他花粉」

2016年11月18日

舌下免疫療法( スギ花粉症 ダニアレルギー)

当院では、以前より、舌下免疫療法の治療を行っています。

 スギは、今が治療には最適の時期です、花粉が飛ぶ時期はこの治療の開始が出来ません。是非、スギ花粉症の患者さんは、ご検討ください。
 なお、ダニアレルギー性鼻炎も治療しています、こちらは開始時期の制限はありません。特にダニの治療薬に関して12月に2週間の服薬制限が外れますので、維持量になると月一回の通院となり楽になると思います。

以下はメーカー作成のスギ花粉症のポスターです。

来年の花粉は、愛知県は昨年の2倍飛ぶとの予想です。

舌下スギポスター.JPG

【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|アレルギー科| 】
posted by 院長 at 14:30| 花粉情報「スギ、その他花粉」

2016年04月13日

花粉症も・・・・

 そろそろ、スギ・ヒノキ花粉症の方は、楽になっているようですが、5月の連休までは飛散しますのでご注意下さい。そろそろ、次の花粉症「イネ科花粉症」の方が来院し始めました、カモガヤなどが代表選手ですが、近くの公園や道端などにたくさん生えています、今から悪化していく方はこれかもしれませんよ。また、最近、シラカンバなどの花粉症がこの地域でもたまにあります、これは北海道で有名な花粉症ですが、岐阜や長野にも見られます、ご注意下さい。
【 名古屋市名東区|松永クリニック|耳鼻咽喉科|皮膚科|歯科|アレルギー科| 】
posted by 院長 at 12:16| 花粉情報「スギ、その他花粉」