2015年03月02日

スマホで音楽1日1時間に WHO、聴力保護へ指針


このような記事を見ました。
内耳への「音響外傷」についてです、ヘッドフォン難聴とも言いますが、皆さんご注意下さいね。

2015年3月2日(月)配信共同通信社
世界保健機関(WHO)は27日、スマートフォンやオーディオ機器で音楽などを鑑賞する場合は、聴力を守るため「1日1時間以内」に控えるべきだとの指針を発表した。
 WHOは、音楽などを大音量で長時間聴く習慣のため難聴になる恐れがある若者(12〜35歳)は世界で約11億人に上ると指摘。「若者らは聴力をいったん失えば二度と回復しないことを肝に銘じる必要がある」と警告している。
 大音量の音楽などが流れるナイトクラブやバー、スポーツイベントに頻繁に行く人も注意が必要だと指摘、そうした場所にいる時間を減らすよう促した。
 各国政府に対しては、コンサートやイベントなどで使用できる音量の規制強化や、難聴のリスクに関する啓発活動の実施を提言した。
 WHOによると、難聴者の人口は軽症から重症まで含めて世界で約3億6千万人に上るという。

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2013年06月22日

髄膜腫

 難聴を訴えて、受診された、高齢の女性の方です。
難聴は、検査の結果、加齢によるものと思われました。ただ、たまに頭痛があるとのことで、何となく私の動物的感が騒ぎましたので(^^ゞ、念のために頭のMRI検査を、他施設にオーダーいたしました。すると、髄膜腫が見つかりました。頭痛との因果関係は不明です。髄膜腫は、それほど大きなものではないので経過観察でよいと思いましたが、専門医師に判断をゆだねました。
 このように、耳鼻科でも、たまに脳疾患が見つかります〜。

201306髄膜腫a.jpg

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タグ:MRI 髄膜腫
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2013年06月13日

耳茸(中耳肉芽)

 聴こえにくいとの訴えで、来院されました。中年の男性の方です。
左の外耳道〜鼓膜に炎症を認め、症状が出てから日数が経過しているせいか、上鼓室から肉芽が出てきていました。一般的には、耳茸とも呼びます。聴力検査ではあまり悪くなかったので、中耳のダメージは少なそうですが、外耳炎と中耳炎が合併してるかもしれません。耳の洗浄、化膿止めの内服などで、軽快しつつあります。
 そのうちに中耳の詳しい検査をする必要があるかもしれませんね。

正常201306.jpg  正常の右耳鼓膜

















耳茸201306.jpg  耳茸が認められる左鼓膜


















耳茸一週後201306.jpg  治療後一週間経過、耳茸がほとんどなくなりました
















まだ、まだ、経過観察が必要です。


聴こえにくいのを放置すると、こういった危険が潜んでいます
早めの耳鼻科受診がお勧めです。

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2013年06月11日

滲出性中耳炎の鼓膜チューブ留置術

 久しぶりに、左耳の滲出性中耳炎のチューブ留置術を行いました。
ご高齢の女性の方で、難治性の滲出性中耳炎で、注射器で何度も鼓膜穿刺をして水(浸出液)を抜いてる患者さんです。繰り返してもよくならないので、鼓膜にチューブを留置いたしました。
 イオン浸透麻酔という方法を用いて鼓膜の麻酔しますのであまり痛みは感じません(個人差がありますが)。 麻酔後、鼓膜を切開し、吸引し、そこにチューブを留置します。チューブは、換気扇の役割をはたして、以後はチューブが入っている間は、穿刺する必要がなくなります。プッチンプリンの原理で、鼓膜に穴を開けてやると、中耳に溜まる液体は、耳管を通り上咽頭に排出されます。プリンの容器の底に穴を開け空気を入れると、プリンはお皿に落下する原理ですよ(笑)。これにより、いつも、快適に聴こえるようになり、通院の回数も激減します。
 チューブは、長持ちする方で1年以上持ちますが、時には数週間で抜けてしまうこともあります。ある程度は通院して頂き、定期的なチューブのメンテナンスをすると、チューブも長持ちします。

 なお、子供さんの場合は、聞き分けがよく本人さんの協力がないと外来で実施するのは難しいですね。また、アデノイド肥大や扁桃肥大などが関係することもおおくあり、それらの手術も同時に必要となると、やはり、大きな病院に依頼することが多くなります。

1、手術前の滲出性中耳炎の鼓膜写真       2、手術後の鼓膜にチューブが入っている写真
 (浸出液が溜まり褐色に混濁しています)

滲中.jpg  チュービング201306.jpg

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2013年04月03日

「聴神経腫瘍」と「耳鳴り」

 先月に、ご高齢の方が、耳鳴りを心配されて、初診されました。
近所の耳鼻科にも何軒か通院したようですが、治らないとの訴えでした。
ご老人ですので、耳鳴りはよくある症状ですから仕方ないのではと思いながら診察し始めました。
鼓膜は正常で綺麗な耳のようでした。聴力検査をすると、ある程度は年齢による悪化はあるのですが、それにしても左右の差が大きく気になりました。

DSC_0005.jpg

平均聴力レベルは、4文法で、左72.5dB 右18.8dBと、大きく左右差が認められました。


聴神経腫瘍2013.jpg  聴神経腫瘍2013a.jpg

内耳や脳に何かあるといけないので、頭部(特に内耳、小脳橋角部)のMRI検査をお勧めし、他の検査機関で撮影に行ってもらいました。


黒い矢印のところが、聴神経腫瘍と思われる画像です、かなり小さい腫瘍と思われます。精査をお勧めし大学病院へのご紹介予定です。
治療は、手術をする場合、ガンマナイフを使用する場合など、ケースバイケースです。しかし、良性の腫瘍の場合が多く、年齢や合併症によっては、経過観察することもあります。
ご老人の耳鳴りだからと言って安心できない症例でした。

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2013年02月21日

外耳道異物(ボタン電池)

P1020798.jpg
90才を越えている高齢の方が、耳垢の除去依頼で耳掃除を目的として来院されました。
外耳道の腫脹が強く中がよく見えません(キラッと光っているものが見えます)
レントゲン撮影で、金属様の異物が写っていました。
大学に紹介して、取っていただきました。
なんと、補聴器のボタン電池が少し錆びた状態で出てきました。外耳道は炎症を起こしていたために、化膿止めの薬を飲んでいただきました。
チョット、ビックリでした。
高齢者の介護されている方はご注意下さいね。

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タグ:耳の病気
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2012年08月07日

小児の滲出性中耳炎 

20120807チュービングB.jpg 子どもさんの滲出性中耳炎の写真です(右耳)
切開を重ねても軽快しない為に、外来で鼓膜にチューブを留置しました。
鼓膜の麻酔(イオントフォレーゼ)もよく効き、痛がりませんでした。小児の方のチューブ留置術は、暴れる方もあり、当院では難しいこともありますが、お利口さんでした。このチューブ(パパレラタイプ)は、抜去が楽なように黒い糸が付いています。この方は、幼児期にチューブを入れたものの、チューブが抜けてから再発した方です。術後は、聞こえもよくなり、本人も明るくなりました。

外来では・・・・
耳鼻科:夏風邪、中耳炎、外耳炎などが見られますが、比較的、皆さんの体調は良いようです。土曜以外はすいています。
皮膚科:トビヒ、アトピーの悪化、水虫など、皮膚疾患は夏に増加します。午後、土曜の診察は少し混み合っているようです、皮膚科は午前がお勧めです。

今日から立秋ですね・・・・でも、まだ、暑いですね。
昨日の雨は凄かったですね、雨上がりに少し虹が見えたようです。
「11日土曜から、来週末まで夏季休暇」ですので、早めの受診をお願いします。

まだまだ、暑いですね、皆さん、ご自愛ください〜〜〜<(_ _)>

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2012年07月20日

滲出性中耳炎の治療、チューブ留置術

ご高齢の患者さんの、左滲出性中耳炎の「チューブ挿入術」

20120720鼓膜B.jpg  チュービング高齢20120720B.jpg

【上の写真はこの方の正常の右鼓膜】       【上の写真は滲出性中耳炎にチューブ留置術をした左鼓膜】

チューブの入れた、滲出性中耳炎に罹患した左鼓膜は、過去何度も中耳炎になっている跡があり一部に石灰化が認められます。ご高齢になるとよくあることです。大人の方は、鼓膜の麻酔(イオントフォレーゼ麻酔)を15分程度行うことにより、比較的、痛みを伴わずに、チューブを入れる手術が出来ることも多いです。したがって、大人の方は、外来で手術することが可能な場合が多いです。しかし、小児の方は暴れる方も多く、当院では困難なことが多く、大部分の小児の方は大きな病院への紹介となります。

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2012年07月07日

聴神経腫瘍

 当地では、雨がよく降っています、雷も鳴っていますね〜・・・・まだまだ、梅雨ですね。
70歳代の男性の方です、数日前に、右の聞こえが悪くなり補聴器のご相談に、当院に来院されました。聴力検査で左右差の大きく、めまいの検査(重心動揺計 http://www.anima.jp/product/jyushin/)でも、異常を認めたため、難聴の原因を究明するために、頭のMRI検査を行って頂きました。MRI画像で、右内耳道〜小脳橋角部に、15×12o程度の占拠病変(聴神経腫瘍と思われる陰影)を認めました。内耳道の拡大は軽度で、単純写真では診断が難しい症例でした、MRIを撮影して頂いてよかったです。取りあえず、補聴器の作成は保留として、大きな病院にご紹介しました。
 なお、一般的には、聴神経腫瘍は良性のことが多く、長年の間に少しずつ発育して、聴力の低下、めまい、顔面神経麻痺などを起こしてきます。治療は手術やガンマーナイフなどで治療します。

20120706聴神経腫瘍B4.jpg 20120706聴神経腫瘍B1.jpg

左は、標準純音聴力検査結果で赤い矢印が右の聴力です。 以降はMRI画像所見です、赤い矢印が病変です。

20120706聴神経腫瘍B2.jpg 20120706聴神経腫瘍B3.jpg

 偶然にも先日6月28日のブログで、内耳道の解説や、正常の頭部(内耳)MRI画像を紹介してあります。今回の画像と比べていただくとよくわかります。正常画像をご紹介した直後で、かなり、タイムリーにこの症例に遭遇しました。診療所では、かなり珍しい症例です。早く、回復されることをお祈りいたしております。

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2012年06月28日

内耳のMRI画像

MRI 内耳B .jpg 20120628 内耳MRI B.jpg

内耳(小脳橋角部)を中心とした、頭部のMRI画像です
「めまい」を繰り返す患者さんで、原因の検索の為に頭部のMRIを撮影を依頼しました。内耳はほぼ正常でした。小脳橋角部も問題なく、安心しました。
この写真では、非常に綺麗に映っていますので、構造をご紹介します。
赤い矢印:「蝸牛」です、聞こえと関係しています
黄の矢印:「三半規管」です、平衡(バランス)感覚やめまいと関係しています
青の矢印:内耳道に入る神経の束です。顔面神経、前庭神経、聴神経が通っています。

めまいが続いている方の中には、聴神経腫瘍などの腫瘍性病変、小脳などの梗塞病変などが隠れていることもあります。心当たりの方は、耳鼻いんこう科でご相談ください。

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タグ:MRI 耳の病気
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